多少の粗はあるものの、起承転結のストーリー性のある夢を見てしまった。
冒頭シーン手前に強盗犯になすすべなく妻子を殺されたはずの一般人のおじさん(口ヒゲの手入れが行き届いた目力の強い19世紀アメリカ南部風白人農夫)が、ラスト手前の果たし合いにて強盗犯の人(三十代後半の若干小綺麗な年のわりにチンピラ風が抜けない浮浪者)を無傷で斬殺するのはちょっと「おじさん強すぎない?」と思うんだけど、
たまたま冒頭でうちひしがれていたおじさんを助けてお礼をもらい、その後強盗犯とたまたま会って改心させた主人公(赤毛のアンと長靴下のピッピとハックルベリー・フィンを混ぜたような歯抜けの女の子)からの手紙と写真を強盗犯の荷物から見つけ、
一瞬共謀者と疑うものの、ちゃんと無関係な偶然だったことは理解し、理解した上で再開した主人公をぶん殴る、という流れは、
おじさんの頭が悪すぎなくて、展開のわりにストレスがなかったです。
絵柄が世界名作劇場だったから、もっと陰湿な展開になるかと思ったんだけど、「登場人物がなんか合理的不合理」という要素の方を採用してくれたお陰で、気を張らずに読めた。
血が出るようなシーンは流れが不自然にならないようにカットされていたのも教育によい。
それはそれとして、あと三時間寝る。